これらは何れも、子孫繁栄、安産、五穀豊穣、国土発展などの信仰の対象であり、
秘宝館とは異なり真面目な存在ですが、日本の性文化を考える上では、一度は取り上げてみようと思い、
2003年7月20日に参拝して来ました。
名鉄小牧線で、犬山から楽田駅へ行き、改札を出て右方向にまっすぐ20分程歩くと、
大縣神社があります。ゆるやかな昇り坂なので、運動不足の体にはちょっときついかも知れません。
正面の鳥居をくぐり、まっすぐ行った先にあるのが、「姫之宮」です。
名鉄小牧線で、犬山から田県神社前駅へ行き、改札を出て左方向へ出て、
広い道に出たら左方向に5分ほど行ったところにあります。
大縣神社があります。
本殿には、大男茎形が奉られています。
上を見上げると、普通の神社では鈴がぶら下がっているのですが、
ここでは鈴までもが男性器の形をしています。
本殿の左横から奥へと進むと、奥宮があります。
その右には、「珍宝窟」があり、商売繁盛、金運の願いを込めて右の玉をさすり、
恋愛成就、子宝、安産、夫婦和合の願いを込めて左の玉をさすると御利益があるそうです。
以前は、この神社の裏手に「性態博物館」と言う動物の生殖器を集めた博物館があったのですが、 今は跡形もなく、普通の民家が建っていました。 また、すぐ横に大きな土産物屋があったのですが、残念ながら改装中で工事していました。
名鉄小牧線で、犬山から小牧駅へ行き、そこから市役所方面のバスに5分程のって、
「間々乳観音前」のバス停で降りて、5分程歩いた先にあります。
全出の2つの神社に比べると、こじんまりした感じのお寺です。
入ってすぐのところにある手洗い場では、乳から水が湧き出てきます。
すぐ横には「のぼらないこと」「他のものをいじらないこと」と注意書きがあります。
次に目に入るのは、「慈乳観世音(じにゅうかんぜおん)」で、
乳からは水が溢れ、抱えた子供に与えられています。
本殿の前には、乳の形をした石像が安置され、
乳がよく出るようにと願いを込めてさするのだそうです。
周りには、立体的な乳のついた絵馬が沢山奉納されていました。